小児眼科外来について
〈完全予約制〉毎月第3・第4金曜 午後
当院では斜視や弱視の方を専門とした「小児眼科外来」を、毎月第3および第4金曜日の午後に「完全予約制」で行っております。
小児の検査は時間がかかりますので、一般の患者さんと完全に分けた枠を設けております。
受診の流れ
まずは小児眼科外来担当の西崎Drが担当している一般外来日(月曜・火曜・木曜午前・土曜午前)を受診してください。そのあと必要な方に対して、次回の「小児眼科外来」の予約をお取りします。
小児眼科外来への想い
小児眼科のきっかけ
私が眼科医になり最初に勤務したのは、神戸大学医学部付属病院でした。当時の教授が小児眼科を専門とされていたので、自然と斜視や小児の患者さんに数多く触れる事ができました。
平成14年からは4年半にわたり兵庫県立こども病院で小児眼科診療に従事し、その後の病院でも弱視や斜視の治療に当たってきました。
小児眼科の判断
私が小児眼科診療をしていて良く訊かれる質問に、《うちの子は正常ですか?》があります。例えば視力検査ひとつとっても、当然1歳の時はできません。2歳半で出来る子供もあれば4歳すぎで可能になる子もいます。
視力の値というのは年齢や発育の程度によって様々なもので、一律に横並びに評価すべきでないと考えています。なので《正常》とはお答えしにくいですが《順調》かどうか判断することはできます。
小児眼科の治療
治療に関しても同じで、例えば弱視のメガネ装用に関しても、強い遠視があるのに小学校まで正常に視力発育する子供もいれば、ごく軽度の左右差でも弱視を生じてしまう子供もいます。それは同じ病名でも程度も年齢も違えば、やり方が異なるということです。
斜視や弱視の治療に《こうすれば絶対!》という正解はないと思うのですが、その時点で《ベストな選択》(経過観察を含む)を提案してあげられたらと考えています。
そのほか眼瞼内反症(逆さまつげ)や小児白内障・未熟児網膜症(瘢痕期)など、お困りのことに何かしらアドバイス(セカンドオピニオンを含む)をすることはできると思います。
また成人の斜視に関しても治療を承っておりますので、容姿や機能面でお困りの方は、一度相談にいらしてください。